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今日の岐阜県選手権予選リーグ最終節で2期生の公式戦が全て終わりました。
ようやく彼らの軌跡や野村の考えを話せます。
大会期間中に試合について書かなかったのは、余計な情報を知られたくないのと、大会に集中し、この場を使って選手を煽ったりと安っぽいことをしたくなかったから。
2期生。
小学6年の頃、スクールには30人程来てたので、我々スタッフは入団人数の心配をしていなかった。
しかし蓋を開けると、他のクラブだったり、中体連に行ってしまったりと選手がいなくなった。結局入団したのは12名程度。トレセン経験者も1~2人。このメンバーでは勝てない。第一印象。
入団早々グランパスと対戦。このグランパスは今年のクラブ選手権で全国優勝した代。チンチンにやられるのと、12人しかいないのに初戦で健斗が鎖骨骨折で全治1ヶ月。暗雲どころか、雷すら鳴って始まった。
そんな腫れ物のヤツラを預かったのが、昨年9月。
1期生は中学1年から3年間指導した。だから思い入れがすごくあった。正直2期生を預かった時、1期生以上の感情は生まれないと思ってた。
でもそれは違った。今は1期生の思い出より(1期生ゴメン!)2期生との苦しくも楽しい時間しか記憶が蘇らない。
2期生の戦い。
今年4月のクラブ選手権。1次予選5試合で、3試合目で敗退が決定。ジーベックに負け、レインボーにも完敗。消化試合2試合は3期生がオイタをしでかして、2期生10人(ケガ1人)で戦う。そしてクラブ選手権終了後1選手が退団。
上記のようになんとも好転しない状況。
他クラブのスタッフからは、『今年のFCVはどうしたの??』と明らかに弱いねって言われてた。
1部の人からは、『2期生には期待してないんでしょ??』『今年はFCV谷間の世代だね。』
上記の言葉から野村は口には出さなかったけど闘志を秘めていた。こんなこと言ってるやつらをギャフンと言わしてやる。また、確かに2期生は最終的に10人と少なかったが、それでも10人の選手はFCVの指導を信じて最後まで残ってプレーしてる。その10人の気持ちに応えてやらなあかん、という強い使命感を持っていた。
そして迎えた7月末からの高円宮杯クラブ予選。
クラブ選手権からシステム変更、人員配置変更をし、2期生の特徴を生かしたスタイルを目指し、それで勝とうとした。正直、1人でもケガしたら再度システム変更をしないといけなかったが、ツギハギだらけのサッカーで勝ってやろうとした。
予選の山場はジーベック戦だろう。
2期生は大会で2度対戦し、1分け1敗。夏休みに塩河で多くのギャラリーを迎えて臨んだ試合。
前回対戦、前々回対戦のVTRを観て、FCVのサッカーとシミュレーションして内容も結果も勝てると信じて臨んだ。内容は2期生らしい丁寧にボールを運んでアタッキングサードでアイディアを出すことができ、3~4期生、保護者の方に見せて恥ずかしくない試合になったと思った。試合終了間際は苦しんだが、シミュレーション通りに試合を運べ勝利!1期生も含めて公式戦では1度もジーベックには勝ったことがなかったので大変嬉しい試合となった。
そしてクラブ代表決定戦のレインボー戦。
結果はFCVとして初めて公式戦でレインボーに勝った。クラブ選手権で岐阜県3位だった相手を倒しての予選通過は非常に価値が高いものだった。
正直野村のシミュレーションでは、いろいろと考えてもレインボーに勝てなかった。しかし苦しい中でも立てた策+選手の頑張りで貴重な岐阜県選手権の切符を手に入れた。あの雨中で、レインボーもFCVもなかなからしさを発揮できない中、お互いの勝ちたい気持ちの詰まったナイスゲームだった。
これで岐阜県ベスト8確定。
気候や対戦順など全ての要素が好転した。
しかし2期生の目標は岐阜県ベスト4。よーし、次もやったるぞ!
高円宮杯岐阜県大会(岐阜県選手権)
予選リーグ。
初戦、帝京!
わくわくした!
今までの帝京戦は同じ可児市のチームということで意識してピリピリ感があったが、今回は異常なほどわくわくした。相手はJFAプレミアカップで全国大会に出場してる代。1年生大会ではなす術なく大敗した。
勝つのは難しい。それでも相手が帝京だと理屈じゃない。意地でもやってやろうとなる。また2期生の成長を図るいい機会だと思った。
試合は1年前に2年生になってからFCVに入団し、GKからFWになった大和が2得点し、先制。手塩に掛けて育てたFWの2ゴールは本人より私の方が嬉しかったかも。それでも試合は前半で2-2の同点になるだろうと思ってた。そうしたら下らない連携ミスなどで2失点し、前半を2-2で折り返す。
後半は10点入れられ2-12で敗退。
帝京スタッフからも聞かれたが、なぜいいプレーをしていたCB一功、LW雄介を前半だけで交代させたのか?
一功は肉離れ、雄介は熱中症だった。一功が痛がるのはまずないし、雄介も後半は行く気でいたが、顔色をみて苦渋の決断をした。ツギハギだらけで、10人が揃わないとできないサッカーをしていたツケが帝京戦に出た。後半は帝京に好き放題やられた。2年生が頑張ってプレーしたがフィジカル面の大きな差は埋めるにはとても大きすぎた。
それにしても帝京は強かったし、魅力的なサッカーをしていた。そんな帝京を観て、ライバル(勝手にライバルと言ってすみません、帝京関係者の方・・)は強くて美しくないとつまらない!もう一度いいチームを作って立ち向かう気になった。
2戦目、ジョカ。
これに負けると早々に予選敗退が決まってしまう。
鬼気迫る気持ちで臨んだ。
しかし健斗が昨晩熱中症で病院送り、試合開始3分で皓也が骨折で両サイドバックのレギュラーを欠いての戦い。前線+CBは替えがきかずシステム変更を余儀なくされるが、サイドバックであれば人員の交替だけでいろいろといじらずに済む。そして健斗の代わりを毅が、皓也の代わりを裕亮が務めてくれ、及第点の動きでチームにフィットしてくれた。
ゲームは観戦してた方がよく分かると思うが、FCVが丁寧に攻め、ジョカの強いDF陣がクリアしてその2ndボールを拾い攻めてくる。そんな戦況だったと思う。チャンスは作ったが相手の粘り強い守備を切り裂けない。それが2期生の実力だったと思う。そして1チャンスを決められ、逃げ切られる。
後述するが、この試合はゴールを奪う為のポゼッションになってた。その部分は評価できる。後半突破のアイディアが減ってしまったが・・。
試合後の選手の落ち込みようはすごかった。賭けてきた闘いに敗れたのだから仕方ない姿だった。
最終戦、アルゴス。
消化試合にせずに闘うつもりだった。
しかし今日も怪我人出場できない。
開始10分で2失点。
ジョカ戦同様ボールを丁寧に繋ぎ、ポゼッションしてるのはFCV。しかし相手はDFラインに来たボールをとにかくクリア。そしてFCV守備陣がカウンターへのケアができてない。同じようなパターンで同じように失点。中学最後の公式戦なのに気持ちが見られない。
そしてジョカ戦のコメントで後述するといったが、この試合の前半に関して言えばポゼッションの為のポゼッションをしてしまった。いつスイッチをいれ、いつスピードを上げるのか?
ハーフタイムにゲキを飛ばしたい気持ちをぐっと抑え、修正ポイントを話す。内容が良くなると期待した段階で失点。上手くいかないときはまったくいかないもんだ。遅い前線の配球を改めてワイドでの速い仕掛けを意識したまでは悪くなかったが、クロスボールの質、ペナへの侵入のタイミングの悪さなど得点に至れない要素が露出してしまった。
今日の最終戦はいろんなことに悔しい気持ちを持った。
余分なことは野村の心中に隠しておいて、FCVのポゼッションサッカーでカウンターサッカーに勝てなかったことがとにかく悔しい。しかしこれが現実。問題点をクリアにし、次の代へと繋げていく。
1期生の最終戦も同じ岐阜県選手権の予選リーグ最終節。予選突破確実と思いながら、最終戦でまさかの敗退で公式戦終了。選手は泣いてたが、彼らにかける言葉はなかった。
2期生の最終戦。決勝トーナメントが掛かっていない試合にも関わらず、負けて泣いてる選手。彼らなりに精一杯結果を掴もうと努力したんだね。3、4期生が見守る中、2期生最後の試合後ミーティング。
選手、保護者の方がご存知の通り、不覚にも涙が出た。
いろんな雑音、うっとうしい事を言われながら、彼らと私は必死になってサッカーしてきた。選手がいなくて試合が組めずに苦しんだ。試合を申し込んだのに怪我人が出て、11人で強豪クラブと闘った苦しい記憶。指導中はかなり厳しい野村に、休憩時間などに話し掛けてくれ、その都度笑いの生まれた記憶。いろんなことを思い出しつい・・。
2期生の岐阜県選手権での結果は散々だった。
それでも彼らのサッカーというのは充分に評価できる。
1期生で岐阜県選手権に出場し、ホップ。
2期生で岐阜県選手権に連続出場し素敵なサッカーを魅せる、ステップ。
そして来年3期生でいっきに県大会を通り越し、スキルフルかつ力強いサッカーで相手をねじ伏せるサッカーをする、ジャンプ。
そんな土台を作ったのは、『ツギハギだらけの谷間の世代』2期生。
不細工の3年間だったが、やってるサッカーは今大会帝京の次に素敵だった、と自負する。
【3~4期生へ】
なぜ君たちは夏休みにキツイ走りを一杯やったのか?
⇒帝京戦の2期生は後半走れたか?あの暑い中80分間走り切る体力が1~2年後に必要だ。今嫌な思いをするか、1~2年後に嫌な思いをするか?公式戦で勝ちたいなら、体力が必要だ。
セレクションすら経験しない時代の1~2期生だったがベスト8は行ける。君たちはセレクションを経てFCVに入団してる選手達だ。ベスト8より大分先を見に行くぞ!
【3期生へ】
昨年は1期生の闘いを観て、今年は2期生の闘いを観た。
君たちの代はその2つの代の長所を融合し、なおかつ君たちが中学1年次から培ってきたドリを魅せて勝ちにいくぞ!
1期生の長所:①闘う姿勢、②複数の選手が絡んで激しく意図的にボール奪取できる
2期生の長所:①丁寧なビルドアップ、②アタッキングサードでのアイディア
3期生のやってるサッカーが今後のFCVのベースとなっていく。君たちのスタイルに期待する!
【保護者の方へ】
今大会中、とてもクリーンかつ大人らしい応援ありがとうございました。
FCVの保護者の方の応援を聞いてると、イングランドでの応援風景に似てるな、と感じました。いいプレーには拍手。相手チームには敬意を示す。
できればもっと盛り上がるシーンを増やせると良かったのですが・・。指導者の力不足です。すみません。
2期生の保護者へ:多くの心配を掛けましたが、岐阜県ベスト8という最低限の結果を残すことができました。チーム強化の為とは言え、無理な要求ばかりして、またそれに応えていただき、ありがとうございました。活動日数は減りますが、高校進学までもうしばらくお付き合い下さい。
3、4期生の保護者の方へ:自分の息子さんが試合に出ない場合でも、同じクラブ生への応援をしていただき、ありがとうございました。次は3、4期生がFCVらしさを構築していく番です。選手、指導者、保護者と三位一体で皆が快適だと感じるクラブにしていきましょう!
これから、またまたパワーアップするFCVに期待して下さい!
【2期生へ】
お疲れ様でした。縁の下の力持ち。試合に出る人間がいれば、出れない人間もいる。その選手は君たちが試合をしてる時に何をしてるか知ってるか?感謝するべき仲間がいるはずだ!それを忘れないようにね。亜斗夢、努力しながらも試合に出れない時が続いたね。それでも前向きに活動する君の姿勢はしっかり観てたよ。お前は素敵なヤツだ。今日の試合、途中出場だったが、君の積極的な守備は良かったぞ!
みんな、楽しい1年間をありがとうな!(これからは高校に向けてサッカー、勉強、学校生活のより改善に向けて励んでいこう!)
