苦手な人 ①プライドの高い〇〇②〇っ面のみキレイなヤツ③虎の威を借る狐【読み】 とらのいをかるきつね 【意味】 虎の威を借る狐とは、権勢を持つ者に頼って、威張る小者のこと。 【虎の威を借る狐の解説】【注釈】 『戦国策・楚策』にある、下記の話に基づく。虎が狐を食おうとしたときに、狐が「私は天帝から百獣の王に任命された。私を食べたら天帝の意にそむくことになるだろう。嘘だと思うなら、私について来い」と虎に言った。そこで虎が狐の後についていくと、行き合う獣たちはみな逃げ出していく。虎は獣たちが自分を恐れていたことに気づかず、狐を見て逃げ出したのだと思い込んだ。「借る」は「借りる」の文語形で、「虎の威を借りる狐」ともいう。「仮る」とも書く。 【出典】 『戦国策』 【注意】 「借る」を「駆る」「刈る」「狩る」などと書くのは誤り。 【類義】 - 【対義】 - 【英語】 An ass in a lion's skin.(ライオンの皮を被ったロバ) 【用例】 「いつも彼女が強気で偉そうなのは、父親という大きな後ろ盾があるからだよ。能力もないし努力もしないのに、社員に偉そうに命令をする。まるで虎の威を借る狐だ」 PR