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スタメンとリザーブ

現在私が観ている中学Aチームは大会中だ。
そのチームはスタメンの11人とリザーブの10人の選手で構成されている。
この暑い中闘う、そして状況によってはオプションの戦い方をする、そんな要素からもスタメンの11人以外の10人のリザーブ選手の質+量もとても重要な戦力だ。

昨年のチームは3年生が10人しかおらず、またその10人をなるべくピッチに送りながらなおかつ勝つということを目指した。それが昨年のシステムを選んだ要因だった。3年生が1人でも欠けると窮地に陥るチーム構成だった。上手くいった時は素晴らしいパフォーマンスだったが、数人欠けた県選手権では散々な結果だった。

その点では今年は質+量ともに昨年以上のリザーブ選手がいる。

今日のミーティングで選手に話したが、信用できる選手をピッチに送りたい。それはスタメンでもリザーブでも。
信用できるとは常日頃の練習や試合に取り組む姿勢と結果であるその選手の変化。
そして、チーム以外の時間も信用を得るには大切なんじゃないだろうか?

毎年1人はいる。中学1年の頃は持久走でビリの方を走ってるのに、3年になるとトップ付近を走る選手が。1期生なら各務原に行った堀田。彼はとてもいいセンスを持っていた。彼が高校から声が掛かった時に、私は彼のことを『FCVの頭脳です。』と高校の先生に胸を張って答えたほど、中1から素晴らしいセンスと戦術眼を持ち合わせていた。しかし持久力がないから1試合体力が持たない。だから試合にスタメンで出れない。
そんな彼は長い間オスグッドで悩みながらも、自主トレで・・。
なぜ貴斗は最近持久力がついたんだろう・・?

試合にスタメンから出たい、もしくは途中からでも出たい選手。
他人と同じ時間、同じことをしていてもその差は埋まらんやろ?

幸運なことに夏休みはあと17日もある。
その差を埋めて、私の信頼を得るには十分な時間だ。

私は長野県の社会人リーグでプレーした時、リザーブだった。
火曜+木曜の練習に必ず参加し、練習試合では北信越リーグ所属のチームにも得点した。
毎週日曜の公式戦、長野県は広いので、毎回2時間かけて県リーグに参加した。
そんな試合にスタメンで出れない、得点できないけど、チームのキャプテンやってる人がスタメンで出る、それどころか練習に参加してない人がリザーブで試合に出る。なんで?明らかに俺より下手だし、サッカーできないじゃん。
それでも私は試合に出れない。よそ者だから?
いや、それが信頼を得てないからだ!!
公式戦、与えられた少ない出場機会でシュートを外す。力んでまた決定機をまた潰す。
だからリザーブに定着したんだろう。

だからこそ私はリザーブ選手の苦しみも分かる。

しかしそこで終わってはあかん!

世の中、絶対に白黒つけられる。
まずは高校受験、そして大学受験、そして就職試験。
そこで白黒つけられる。
平等なんてことは絶対にない。

リザーブ選手なら試合にスタメンで出るもしくは途中から試合に出る、スタメン選手ならその立場を揺ぎ無いものにする、そんな自身の立場を理解し努力を人の倍以上にする。それが現状を打破する近道だ!!

私は選手の差別はしない!これは性格やプレースタイル問わずにFCVを立ち上げて貫いてきた姿勢だ!選手の起用には選手がいかにその時期のチームにマッチするか、交代で入る選手がいかに変化をもたらすか、それだけが私にとっての判断基準で選手の好き嫌いはまったくもって関係ない。

これだけ珍しく熱く話せば理解できるだろう?
私の信用を得るのは選手の姿勢+変化。そんなに難しいとは思わない。私は常にスタメン、リザーブに関係なく選手を観ている。明日からの多くの選手の変化に期待したい。
その変化を掴んだ選手が公式戦で長く出場するし、変化した選手が多ければチームの質は高まり、3期性も目標は達成されるだろう。
まずはあと17日間平等じゃない世の中に立ち向かえ!!



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