木下卓也 1月9日に1期生GKの木下卓也が亡くなった。さっき通夜から帰ってきた。FCVを立ち上げる際に川辺にいいGKがいると聞き、出会ったのが卓也だった。背番号が1番じゃないと入団したくないなんて言ってたのに、中3になって公式戦の希望背番号を聞くと12番だった、変なやつ。中学2年の時に広陵中で殴った。3年間康生とハイレベルなレギュラー争いをした。飛騨での高円宮杯予選の得失点差を稼がないといけない試合でミスをした。でも次の日に安定した守備を見せ、チームのジョカトーレ戦初勝利に大きく貢献した。学校では横着坊主で悪名が私の元まで届いてきた。何度かクラブを辞めると言った時には毎回家まで行き路肩に座って話をした。2~3期生は卓也と康生に憧れお手本にした。最後の大会が終わり卓也の一言が嬉しかった。『最後までFCVを続けて本当に良かった。』その一言に俺がどれだけ感動したか。高校を辞めた時心配だった。それでも親さんと話した時は、今は真面目に働いてる、働くことがどれだけ大変で学校がどれだけ楽だったのか理解できたと話してたと聞き彼の成長を知りまた嬉しかった。メアドが変わる度に、なんでか毎回FCVスタッフに連絡してくれた。最後に会ったのは、昨年11月か。車の免許を取得して車を持ったと聞いたので、一度ナイターに来いよと話したらすぐに顔をだしてくれた。グランドに来た卓也にプレーしてけよって話したらまた次回来た時にプレーしますって話してくれた。クソ坊主の卓也。本当にかわいいヤツだった。多分親父に似た愛嬌の良さと度胸の良さ。お前がFCVの歴史の初めを創ったのは感謝してる。あの強烈だったVAMOSと闘えたのもお前がいたからだ。またお前と出会えてクソ坊主の扱いに慣れたことも感謝してる。俺が最後に思うのはお前の存在価値。18年しか生きてないが。葬儀場の駐車場を空から見たか?あんなに駐車場から車がはみ出した通夜はみたことないぞ!それだけ木下卓也という人物に魅かれた人間はたくさんいたんだ。次という言葉がないのが悔しいが、またな。オレはお前と飲みたかったから何十年後かに一緒に飲もうな。 PR